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映画『IT / "それ"が見えたら、終わり』:爆笑ピエロおじさん、超絶怖くなって帰還!!

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はいどーも!さとる(@satorism0321)です!

今日の映画は『IT / "それ"が見えたら終わり』です。

久々にこの手のホラー映画観たけれど、
青春グラフィティ系猟奇殺人事件
といった感じでした。

殺人ピエロが登場する『スタンド・バイ・ミー』って感じ。

とはいえ、きっちりホラーしてますよ。怖いの苦手な人はやめた方がいいかも。

続編となる第2章は今年(2019年)11月公開予定なので、本作をまだ未見の方はぜひとも観ておきましょう。

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ピエロ怖いよピエロ

作品紹介

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こういうイラストは苦手である;;

『IT / "それ"が見えたら、終わり』

原題:"IT : Chapter One"
監督:アンディ・ムスキエティ
公開:2017年
上映時間:135分
出演:ジェイデン・リーバハー ほか

あらすじ

1988年、メイン州デリー。

子どもの行方不明事件が頻発する中、ある雨の日にビルの弟ジョージーもまた失踪してしまう。

翌89年、ビルを初めとする"ルーザーズクラブ"(負け犬クラブ)の6人は、夏休みを利用して謎の失踪事件の解明に乗り出す。
そして、事件の犯人として浮かび上がったのが、ピエロの格好をした不気味な"それ"だった。

本作の見どころ

雰囲気は『スタンド・バイ・ミー』

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(C)Warner Bros. / photo by IMDb

"モダン・ホラーの帝王"と称されたスティーブン・キングが1982年に発表した中篇作品集、『恐怖の四季』の中の一篇『スタンド・バイ・ミー』といえば、映画化もされ、少年たちの青春を描いた決定版として現在も根強い人気を誇っておりますが、原作発表の4年後にあたる1986年、奇しくも『スタンド・バイ・ミー』の映画版公開と同じ年に発表された小説が本作『IT』の原作です。

『IT』は"それ"と呼ばれる正体不明の殺人鬼に襲われる恐怖のみが注目されがちですが、さまざまな苦悩や恐怖を抱える少年少女たちの成長の物語であることも伺えます。
この点が『スタンド・バイ・ミー』と通じるところもあるのだけれど、ぼくとしては『IT』のほうが好みです。

ちなみに、キングの『恐怖の四季』はタイトル通り4篇の物語が収められており、内2つ『ショーシャンクの空に』(小説のタイトルは『刑務所のリタ・ヘイワース』)と『ゴールデン・ボーイ』は映画化もされています。

さらにちなむと、映画版『ゴールデン・ボーイ』の主演はブラッド・レンフロで、98年発売のPSゲーム『バイオハザード2』のCM(監督はジョージ・A・ロメロ!)にも出演していました。

"それ"は27年周期で現れる

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(C)Warner Bros. / photo by IMDb

デリーの町を"27年周期"で襲う"それ"。

特定の人間にしか姿が見えないが、見える者にはピエロの姿であったり、最も恐怖を感じるものの姿を見せるという厄介な能力を持っています。
名前がわからないため、少年たちはこの殺人鬼を"それ"と呼ぶしかないんですが、そう形容しなければならないことに実態のない怖さを感じます。

殺人ピエロというと、実在する1970年代の殺人犯ジョン・ウェイン・ゲイシーを思わせます。少年を含む33人を殺害した彼は、パーティーでピエロに扮することが多かったそうです。
その昔、学校の同級生に異常殺人犯に関する本を借りて読んだことがあり、先述のゲイシーを始め、ジェフリー・ダーマーやチャールズ・マンソンといった名だたる殺人犯が列挙されていましたが、その異常性については「事実は小説よりも奇なり」とはよく言ったものだなぁとつくづく感じたものです。

"それ"のビフォー・アフター

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(C)Warner Bros. / photo by IMDb

本作『IT』は今回が初めての映像化ではなく、1990年の3時間ドラマ版があります。

ぼくはうっすらとしか見た記憶がないので内容については言及できませんが、近年はネット界隈で面白動画に頻繁に使われていて、恐怖感がめっきり減ってしまった90年版の"それ"。

しかし、2017年にめっちゃ怖くなって帰ってきました!!

いい。非常にいい。こーいうマッドな感じ好きです。

日本のホラーは精神的にじっとりくるものが多く、観た後はトイレに行くのが怖くなるレベルなので基本見ないのだけれど、アメリカのホラーはドッキリ化け物系なので、怖がりなぼくも結構楽しんで観ています。

怖いのは"それ"だけじゃない

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(C)Warner Bros. / photo by IMDb

『IT』で最も怖いのは、"それ"よりも人間だと思います。

主人公たちの親がどいつもこいつも毒親のようなやつばかりで、"それ"よりもこの人たちに底のない恐怖を感じます。どの家も雰囲気が暗いし、目つきが怖い。

また、主人公たちを執拗に暴行を加える不良グループのイジメも結構エグいので、観る人によっては強い嫌悪感を抱くかもしれないので注意が必要です。

 

ピエロの素顔が実はイケメン

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(C)Warner Bros. / photo by IMDb

狂気のピエロ、"それ"を演じたのはスウェーデン出身の俳優ビル・スカルスガルド。

マッドなピエロメイクを取ると、あらやだ!イケメンなんですね。グリーンの瞳がとても妖艶です。しかも、身長は192cmあるそうです。デカい。

ソフィア・リリスが結構好み

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(C)Warner Bros. / photo by IMDb

主人公グループの紅一点、ベバリーを演じたのはニューヨークはブルックリン出身のソフィア・リリス。
赤みがかったブロンドの髪、そばかす、ブルーグリーンの瞳、ぼくが考えるアメリカンな女の子の典型のような姿の彼女。

結構、ドンピシャです。
そばかすなんて気にしないわ!のイメージ。好き。爽やかに青春したい。

続編では、大人になったベバリーをジェシカ・チャステインが演じるようで、それはそれで楽しみではあります。

元ネタは『トトロ』と同じ?

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我が家にある同本

狂気のピエロのイメージは、ノルウェーの絵本『三びきのやぎのがらがらどん』をヒントに作られたようです。
三匹のヤギが草を食べに山へ行こうとする途中、橋の下に潜む化け物・トロルと遭遇するというお話。このトロルが"それ"のイメージになったんですねぇ。

ちなみにこの絵本、日本のアニメ『となりのトトロ』に出てくるトトロの語源にもなっていて、メイちゃんが舌足らずに「トロル→トトロ」と発音したのが元となっています。

余談:ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックにはアノ人が

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photo by wikipedia

主人公グループにいるおデブちゃん、ベンが好きな音楽として出てくるのが、1980年代後半に人気を博したボーイズ・バンド「ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック」です。

「ディパーテッド」などで有名な俳優、マーク・ウォールバーグの兄ドニー・ウォールバーグ(バンド解散後に俳優に転身)が在籍したバンドです。弟のマークも一時期加入してたんだそうな。

ちなみに、ドニーといえば本作と同じスティーブン・キング原作による映画『ドリームキャッチャー』に出ていましたね。これも何かの縁なんでしょうか。
小説版はそこそこ面白かったです(終盤で本作のピエロの名前も登場します)が、映画は「うーん・・・」というデキでしたね。主演のダミアン・ルイス目当てに見たようなものです。

最後に

ぼくね、ホラー映画って基本的に好きじゃないんです。

でも、これは面白かったなぁ。ホラーでありながら、思春期における少年少女たちの悩みや葛藤みたいなものをうまく物語に織り込んでて、80年代生まれのぼくとしては少年時代と重なる部分も多かったです(夏休みに肝試しとかよくやったしw)。

ただし、怖い部分はきっちりホラーしてるし、ゴア表現もキツいので苦手な方はご注意くださいね。

続編も楽しみ!
原作小説もこの機会に読んでみようかなと思います。キングの小説もずいぶん読んでないし。

IT(1) (文春文庫)

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IT(2) (文春文庫)

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IT(3) (文春文庫)

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IT(4) (文春文庫)

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では最後に予告編をどうぞ!

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