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【映画】そして、脱獄囚は父になる。「父に捨てられた男」と「父を知らない子」は、『完璧な世界』を目指した。

よいこのみなさんハロにちわ!さとる(@)です。

年のせいなのか、親になったせいなのか、どうもここ数年は「親子絡みの映画」に涙腺が弱い傾向にある。

それがおまえらのやり方かーーー!!

って言いたくなるほどズルい展開の映画ってありますよね。
ズルいと思いつつも目頭が熱くなってしまうのだから困ってしまう。

今日はそんな映画のお話。

脱獄囚と誘拐された少年と時々キャスパー

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『パーフェクト・ワールド』(原題:"a Perfect World") / 1993年アメリカ
ケヴィン・コスナー主演、クリント・イーストウッド監督作。

コスナーは1990年に監督・主演した映画「ダンス・ウィズ・ウルブズ」でアカデミー賞作品賞ほか7部門を獲得し、イーストウッドも2年後の92年に監督・主演した映画「許されざる者」で作品賞ほか4部門を獲得しました。

その2人がタッグを組んだ映画「パーフェクト・ワールド」。

ぼくのオールタイム・ベストのうちの1本。


日本での公開は全米公開の翌年(1994年)で、ぼくは当時中2の終わり。親子で鑑賞に行き、映画館で「初めて泣いた」思い出の映画です。

さらっとあらすじ

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舞台はケネディ大統領が暗殺される直前の、1963年テキサス。

脱獄囚のブッチ(ケヴィン・コスナー)と、逃走中に人質として誘拐された少年フィリップ(T.J.ローサー)、それを追う警察署長レッド(クリント・イーストウッド)のお話。

まぁここまで書けば「どうせ脱獄囚と少年が心を通わせて、最後に泣かすパターンやろ」と予想出来ちゃうかもしれない。

 

うん、その通りなんだけどね(笑)

追っ手から逃れ、旅を続けるうちに2人の間に絆が芽生え始めます。
「父に捨てられた男」ブッチはフィリップに父性を感じ始め、「父を知らない子ども」フィリップはブッチにまだ見ぬ父の姿を見るようになります。

そして2人は、ブッチの父が唯一送ってきた絵葉書に書かれた場所、アラスカを目指します。ブッチはそこを「この世の楽園=完璧な世界」だと信じていました。

果たして2人の旅路の行方は・・・!?

といった感じ。あらすじって難しいなぁ。

ノリにノッていたコスナー

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ケヴィン・コスナーといえば、当時は押しも押されもしない世界的大スター。

日本でも大ヒットした映画「ボディ・ガード」(「エンダァァァァーーイヤァーーー!」で有名なアレ)を始め、「フィールド・オブ・ドリームス」、「アンタッチャブル」、前述の「ダンス・ウィズ・ウルブズ」など、数多くのヒット作に出演。

常にヒーローを演じてきた彼は、「悪役は絶対やらない」と公言していたので、この「パーフェクト・ワールド」では「コスナーが脱獄囚を演じる!」というのも、当時の話題のひとつでした。

この後、自身で監督・主演し、私財も注ぎ込んだ大作映画「ウォーターワールド」が興行的にコケてしまい、次作「ポストマン」もラジー賞の最低監督賞を取ってしまうなど、それ以降はあんまりパっとしなかったりする。


でも、ぼくが初めて「心底惚れ込んだ」俳優。

部屋にポスターも貼ってあったし、劇中の彼が着ていたようなシャツを着て、1000円で買ったサングラスを首のとこに引っ掛けて「ブッチごっこ」もしたりしてましたね。

もちろん少年は誘拐しなかったけどね!

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対するクリント・イーストウッドも、現在に至るまでハリウッドを代表するヒットメーカーとして有名ですね。
マカロニウェスタンの傑作「荒野の用心棒」で名が売れた俳優ですが、前述の「許されざる者」でアカデミー賞を獲得し、監督としても名を馳せました。

近年でも精力的に活動を続け、名作を連発しまくるという謎の老人。
自身の監督作としては最後の主演作となる「グラン・トリノ」は、「彼のキャリアのひとつの到達点」といっていい比類なき完成度であります。
こちらは後日ご紹介したいと思っています。

ちなみに写真右に写っている女優さんはローラ・ダーン。全米では同年公開の「ジュラシック・パーク」(1993)にも出演されていた方ですね。ええ、トリケラトプスのう○こに手を突っ込んでいたあの方です(^ω^)

当時は結構お気に入りの女優さんだったので、近年「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」(2017)で、再びその姿を見れてうれしかったなぁ!
※今回調べてみたら2014年の映画「わたしに会うまでの1600キロ」で、アカデミー助演女優賞候補になってたのですね!無知ですいません;;

「父親」になった今、見返してみると再発見がある

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平然と他人に危害を加える札付きのワルだったブッチが、なぜ一人の少年に心を開いたのか?
当時14歳のぼくにはよく理解できなかったことだけど、親になって改めて見返してみると色々分かってくる。

女と違い、男は自分のお腹で胎動を感じたり、痛い思いをして子どもを産むわけではないので、親としての自覚が芽生えるのが遅いように思います。
少なくとも、ぼくはそうでした。

でも、無条件の笑顔で自分を慕ってくれる子どもに、いつしか「親としての感情」が出てきて、そのとき初めて「父になった」と感じたのです。

少年時代からずっと孤独で、生きることに不器用だったブッチ。
彼が心を開いたのは、「自分と同じ境遇に見えた」フィリップの心が寄り添った結果なのだ、と今ならそのプロセスがよく理解出来ます。

旅路の果てに、2人は何を見るのか。
『完璧な世界』というタイトルがあまりにも残酷で、美しい。


もしあなたが父親ならば、ぜひとも見てほしい1本。
そうでない方も、ぜひとも見てほ(略

現在(2018年5月時点)、Amazonプライム会員特典で視聴可能です。未見の方はぜひチェックしてみてください!



今回はここでおしまいっ!参考になれば幸いです^^
それではまたーー!!

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